DEMa、DEMの汎用入出力は何処からの入力を何処へ出力するかなどの移報先はDEMユニットへの設定パラメータにより、ソフト的に自由な交互関係を設定出来ます。
■ 通報機能(E-mail)
機器の異常等を通報する「アラーム通報機能」とデマンド制御が働いた時その旨を通知する「デマンド通知機能」*1、その他I/Oの作動を知らせる
「イベント通知機能」があり、それ等は予め各々について宛先を登録しておきます。(宛先は、10ヶ所まで登録可能、各々に通報有無設定可能)
送信メールタイトルにタイムスタンプが付加されます。*2
① アラーム通報機能
● 通知後、同一信号での30分以内の再通知は行いません。
● CTパルスが一定時間以上無い時は、装置異常として通知。但し、商用パルス入力がある事。
② デマンド通知機能*1
● 警戒レベルの度数があがった時、その度数と制御方法(優先/循環)、残時間、予測デマンド値、現消費電力を通知。
③ イベント通知機能
● 通知後、同一信号での30分以内の再通知は行いません。
● 起動極性は、ON/OFF、エッジ/パルス何れかを選択。
*1 デマンド通知機能は、省エネ制御の場合に有効な機能です。
*2 本機は、送信専用であり、不通時のリトライ保証はありません。
(a) ON/OFF接点情報の転送のみでなく、電圧計/圧力計などのような数値データの転送機能も有します。(弊社製RSIOに依る)
数値データは、その監視範囲と範囲内⇔外への変化によりイベントを発生させることが出来、そのイベントを指定のOUTPUTポートへ出力させることが
行えます。
コンプレッサ、ポンプ等を無線操作した定値制御などに応用可能。
(b) 無人となった部屋、部外者立入禁止の場所等、セキュリティ監視としての赤外センサ、ドアスイッチ信号などをイベント発生条件とし、照明、音響威嚇、
管理者へのE-mail通報などへ展開出来ます。
イベント監視条件には、「時間帯設定」や「AND機能により複数の条件が整った時」等の指定が出来ます。
(c) イベントの発生には時刻のみにて起動し、指定のOUTPUTポートを「一定時間ON」したり、
「指定のINPUTポートがON→OFFまたは、OFF→ONの変化まで」ONさせることが出来ます。
農業ハウスの散水とか、電照ランプの点灯などが無人で行えます。
停電時もこれ等の移報機能は作動しますが、入出力信号の動作保証のないものは制御不定となりますのでそれ等については別手段での対策も講じて
下さい。
デマンド制御機能
30分毎の消費電力が契約容量をオーバーが想定された時、予め決めた設備の運転休止をする事により契約容量オーバーを回避する機能。
またデマンド時間単位の消費電力を10年分程度ログする機能があり、これを季節単位、時間帯単位等で統計分析する事により契約容量の無駄をカットする契約に切り替えることが出来ます。
■ CT、RF、DEMaは各々が10数m以内での分散設置が可能な構成となっています。
また、それ等はワンタッチコネクタによる接続となっており設備変更等が楽に実施出来ます。
■ 分散工場に対する配慮
1ヶ所の受電口(CT入力ヶ所)に対しては、その系統内の負荷のみがデマンド制御の対象となりますが、通報機能のみは複数ヶ所からの受電口の系統を
1つにまとめて利用する事が出来ます。(RF間の無線通信可能な範囲に限る)
DEMコントローラ主装置を介さずにDEMa無線ユニット「1対1」構成時に限り交互での信号転送機能(CT復調パルス出力と移報出力)を有し、既存設備のリニューアル化に活用が可能です。
※ CT復調パルス出力では、フォトカプラ出力タイプのDEMa-1を利用します。 復調パルス幅が2[ms]固定であることよりリレー出力タイプのDEMa-2では利用出来ません。